「Rakuten UN-LIMIT」をテザリングで使ってみた結果

NTTドコモ・au・SoftBankに次ぐ第四の自社回線を構築して提供するキャリア(MNO)としてこのたび楽天モバイルが参入しました。
サービス名は「Rakuten UN-LIMIT」。
キャンペーンとして先着300名は1年間月額費用無料、さらに楽天ポイントも事務手数料相当の3,300ポイント付与ということ。
おいおい。ずいぶん大盤振る舞いじゃないかというのが第一印象。
しかし、それまで利用していたWiFiが3月の下旬に通信障害・サポートもク○、このまま使い続けたくないが違約金がク○高い・・ど○○○○もWiFiというクラウドSIMを利用したWiFiサービスです。
なんかいい方法ないかなと考えていた矢先に上記のキャンペーンのことを知り
怖いもの見たさっていうんですかね、、
お試しのつもりで4月の下旬にサブ回線として申し込みました。
この記事では、申込手続きから手持ちの「HUAWEI P20 lite」で使えるか?、WiFi端末の代用としてテザリングができるか?検証した結果までをまとめてみました。
目次
Rakuten UN-LIMITって?
本題に入る前に、Rakuten UN-LIMITとはそもそもなんなのかを軽く触れていきます。
冒頭でも述べましたが、Rakuten UN-LIMITは2020年4月8日に正式サービス開始されたNTTドコモ・au・SoftBankに次ぐ自社の設備を提供する第四の携帯キャリア(MNO)として、楽天モバイルが提供しているサービス名称です。
楽天モバイルは、それまでドコモ・au回線のMVNOを扱っていましたが、正式サービス開始を機に2020年4月7日をもって新規契約の受付を終了しました。
正式サービス開始前には、先行サービスとして「無料サポータープログラム」というものを参加者20,000人(2020年1月22日までは5,000人)に限定して提供していたようですね。
※私自身は無料サポータープログラムには加入していませんので残念ながら、これ以上の詳細はわかりません。
そして、先行サービスを経て2020年4月8日の正式サービス開始時にRakuten UN-LIMIT2.0にバージョンアップし、現在に至ります。
(以下、楽天モバイル)
https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/info_20200408/
ちなみに、冒頭では楽天ポイントが3,300ポイント付与されるとお伝えしましたが、オンラインからの手続き且つ楽天が提供する電話アプリ「Rakuten Link」の利用で+3,000ポイント付与されます。また、Rakuten UN-LIMIT対応の対象機器の購入で最大+15,000ポイントが加算されて、合計で最大21,300ポイントがもらえるキャンペーンです。
いざ、手続きへ
だいたいのサービス内容を確認した上で、今回はWiFi端末の代用として利用したいので、現在利用中のスマホの契約はいじらずに電話番号を新規で取得することにしました。
対応機種が少ないのがネック
さて、契約することは決めたものの肝心の利用端末をどうしようかという問題にぶちあたりました。
楽天公式の楽天回線対応製品ページで利用可能な端末が確認できますが、まず気になるが対応機種少なすぎじゃ・・という点。
iPhoneはおろかAndroidでも対応機種は限られています。
あくまでもテザリング目的なので、端末のスペックよりもコンパクトで持ち運びしやすいものがいいです。
楽天のエリアマップ上では私の自宅や普段の行動範囲はエリア内になるのですが、実際に電波が届くかどうかわからないまま、対応機種購入するのもなんだか気が引けます。
条件に合うのは、RakutenMiniでしたがeSIMしか使えず物理SIMが使えないので、万が一解約することになった場合に現時点でまだeSIMに対応する事業者が少ない中でメインのスマホとの互換性が難しいRakutenMiniは今回は見送りました。
(補足)
現在、Rakuten UN-LIMITを新規で申し込みするとRakutenMiniが1円で購入できるキャンペーンを実施しています。
私が契約する時に、このキャンペーンがあったら先述のeSIMや端末に対する考え方も違っていたかもしれません。
実は、楽天回線対応製品以外でも利用可能
実は私、眠っていて使っていないスマホが1台ありまして・・
なんとか、これを利用できないか調べてみました。
機種は「HUAWEI P20 lite」ですが、楽天モバイル公式ページ上では対応機種には含まれていません。

調べて見たところ、総務省から割り当てられる楽天の周波帯はBAND3(1.7GHz帯)、パートナー回線はBAND18(800MHz帯)とのことです。
ならば、この2つをカバーしている機種であれば使えそうに思えますが果たしてどうでしょうか。
更に調べて見たところ、HUAWEI P20 liteでも一部機能に制限はあるものの、利用自体はできるらしいです。
制限といっても、標準の電話アプリやSMSが使えないということくらいで、今回の目的には影響しなさそうなのでSIMのみで早速公式ホームページから手続きしました。
SIMはわずか2営業日ほどで到着
公式ページより必要項目を入力しますと、「楽天モバイル楽天市場店」へ画面遷移しますので、そこで商品を購入時の流れと同じように注文します。
注文が完了しますと、楽天市場より注文内容ご確認(自動配信メール)が届きますが、この時点ではまだ正式契約にはなっていません。
後日(私の場合は翌日でした)に【楽天モバイル】楽天モバイル正式契約手続きのご案内というメールが届きますので、あとは案内にしたがって手続きするだけです。
twitterやネット上の記事で、一部「SIMが届かない」などと書かれていますが、私の場合は手続き完了の翌日には発送手続き完了した旨の通知があり、その次の日にSIMが届きました。
SIMが発送されず放置されていたり、私のようにすぐ届く人もいたり・・理由はわかりませんが、まだまだ運用体制が不安定なのかもしれません。
早速初期設定してみた

上の画像は実際に届いた楽天モバイルのSIMです。
1枚で全てのサイズに対応しているマルチカットSIMのため、自分のSIMサイズに合わせて切り取ります。
手持ちのHUAWEI P20 liteを設定
nanoSIMサイズに切り取って、手持ちのHUAWEI P20 liteに挿入しました。
ところが、画面左上に「Rakuten」と表示されSIMは読み込んでいるもののいつまで経っても通信が可能になりません。
原因として、機種によってはAPNの手動設定が必要とのことのようですので、次の手順で設定しました。
①[設定]>[無線とネットワーク]>[モバイルネットワーク]>[モバイルネットワーク]>[アクセスポイント名(APN)]に進む
②右上の[…]をタップし、[新しいAPN]を選択
③以下のAPN情報を入力
名前 | ※任意(例)楽天 |
APN | rakuten.jp |
APNタイプ | default,supl |
この3つだけ入力すれば、他の項目は自動的に入ります。
※私の場合、APNタイプに「dun」を追加すると権限がないと弾かれましたが機種によっては、入力が必要な場合もあるようです。
しかし、APNを手動設定してしばらくしてもうんともすんとも言わない。
アンテナピクトは立っているのに、ネットワークに繋がらない・・
この端末では使えないのかと諦めかけたその時、突如アンテナピクトの横に「4G」の表示が!!!
ようやく無事に通信できるようになりました。
結論・まとめ
結論
Rakuten UN-LIMITはHUAWEI P20 liteでも利用できます。
すべての機能を試してはいませんが、少なくとも電話アプリ「Rakuten Link」や「My 楽天モバイル」は問題なく利用できました。
速度測定アプリでもご覧の通りけっこう快適です。

また、テザリングもメインのスマホ(iPhone X)で問題なく利用できています。
ただ、HUAWEI P20 liteはあくまで通信確認のためですので、実際の利用には別途Android端末を導入しようかと思います。
その後の展開は、また別の記事でお伝えしようと思います。
まとめ
・ただし、手動でAPN設定が必要
以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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