「Xperia Ace」を「Rakuten UN-LIMIT」で使ってみた結果

4月の下旬に、「Rakuten UN-LIMIT」に申込し無事開通しました。
テザリング目的なのでWiFiルーターみたいな使い方なのですが、音声通話も可能なSIMなので、「Rakuten Link」を利用すれば無料通話もできてこれで月額2,900円(税抜)、しかも1年間は月額無料というからお得ですよね。
動作確認が取れましたので、早速楽天回線の公式対応端末に含まれている「Xperia Ace」を購入することにしました。
この記事では、そんな「Xperia Ace」を設定後の現在の使い心地を中心にまとめてみました。
なお、「Rakuten UN-LIMIT」契約の経緯については以下の記事にまとめてありますので、詳細についてはこちらをご覧ください。
目次
Xperia Aceを購入
WiFi目的で利用するのであれば、WiFiルーターを購入した方がいいのではないかと思われるかもしれませんが、実は少しばかり電話アプリの「Rakuten Link」に興味がありました。
そのうちWiFiルーターに特化した機種が必要になるかもしれませんが、どのみちサブ機(予備のスマホ)をそろそろ欲しいと思っていたこともあり、今回はスマホを探すことにしました。
いろいろ考えた末、次の結論に達しました。
*軽量でコンパクト
*nanoSIM対応であること
スペックはそこそこで構わない
カメラの画素数とかストレージの容量などは、メイン端末のiPhoneで満たせているため、最小限で構いません。しかし、万が一iPhoneを紛失したり壊れた時にあまりにもスペックに差がありすぎるのも使い勝手が悪そうなので、バランスの良さそうな機種を探しました。
軽量でコンパクト
スマホ2台とも大型なのは持ち運びに苦労しますし、用途を明確にさせたいという想いもありました。総合的な利便性を考え片手で操作できる機種が良いと判断しました。
nanoSIM対応であること
nanoSIMを条件にしたのは、今メインで利用しているのがiPhoneのためサブ機としての互換性を持たせるためです。
万が一、iPhone壊れた際でもSIMを差し替えて使うこともできますから。
以上3つの条件に当てはまり、自分の好みに合う機種を検討した結果Xperia Aceに行き着きました。
Yahooショッピングで新品未使用品をGet

楽天で購入すると50,000円くらいかかりますが、私はYahooショッピングで新品未使用品を30,000円ほどで買えました。
待つ事3日くらい。待ちに待った到着です!
動作確認済機種だが、APNの手動設定が必要
どうやらAPN設定が自動で行われる機種とそうでない機種があるようです。
私のXperia Aceは、端末の初期設定が完了してもネットワークに繋がらない状態でしたので、APNに以下の内容を入力し手動設定しました。
①[設定]>[ネットワークとインターネット]>[モバイルネットワーク]>[∨詳細設定]>[アクセスポイント名]に進む
②右上の[+]をタップ
③以下のAPN情報を入力
名前 | ※任意(例)楽天 |
APN | rakuten.jp |
APNタイプ | default,supl |
もしも、スタートガイドの通りに進めてもネットワークに繋がらない場合は上記を参考にAPNの手動設定が必要かもしれません。
設定は無事完了。しかし・・?
Xperia Aceの設定も完了し、本体でもテザリングでも通信可能になりました。
しかし、何か違和感がありました。
そう、HUAWEI P20 liteの時とアンテナピクトの表示が決定的に違っていたのです。

上の画像は自宅で撮ったものですが、アンテナピクトが2本しかたっていないのがわかると思います。
特に速度が落ちたわけではないのですが、HUAWEI P20 liteの時は常にMAXの表示だったため、一瞬感度が悪いのかな?と思ってしまいました。
しかし、Xperia Aceでアンテナ4本立つところで速度測定しますと下り100Mくらい出ましたので、こちらの方が表示が正確なのかもしれませんね。
Rakuten UN-LIMITの使用感
コロナの影響で、あちこち外出していませんが自宅周辺と職場までの往復の範囲内で楽天回線エリアについての使用感をお伝えします。
全体的に格安SIMのような平日昼間の速度低下はありません。
お住まいの地域によって電波の入り具合は異なると思いますが、参考程度に見ていただければと思います。
楽天回線エリアの電波の入り具合
家の中
普通に使えます。速度はテザリング時で概ね15〜30Mくらいの間でした。
屋外
東京23区内ですが、私の行動範囲内では電波が悪くなったり圏外になったりすることは今の所ありません。
建物の中
場所によってはパートナー回線エリアに切り替わります。しかし中にはパートナー回線エリアに切り替わらずに圏外になってしまったケースもありました。
地下鉄
これも、パートナー回線に切り替わります。おそらく楽天回線が入るところはまだかなり限られると思います。
ちなみに、パートナー回線エリアでは月5GBまでの制限があり、超過すると最大1Mbpsの速度制限がありますので、現在の通信が楽天回線エリアなのかパートナー回線エリアなのかを画面上で見分けがついた方が便利かなと思います。
楽天の公式アプリ「my 楽天モバイル」でも確認できますが、私は「LTE Discovery」というアプリを入れてステータスバーにバンドを常駐表示させています。
総評・まとめ
総評
メリット
・最低利用期間や解約時の違約金がない
※1日10GBを超えた際には最大3Mbpsの速度制限あり
Rakuten UN-LIMITが提供する電話アプリ「Rakuten Link」は通話だけではなくSMSやグループチャットも可能なRCS(Rich Communications Services)アプリです。
RCSをざっくり説明しますと、日本国内や海外の賛同する事業者同士で相互接続し、共通の規格でメッセージやチャットなどを可能にする次世代の仕組みのことです。
この共通規格を利用しているからこそ海外から日本国内への通話やメッセージが使い放題が実現できたのではないでしょうか。
これだけでは何のこっちゃ?と思われるかもしれませんが、RCSの詳しい仕組みについてはもう少し勉強してから別の機会に改めて紹介したいと思います。
※使い放題となるのは、この「Rakuten Link」を経由した場合に限られます。
デメリット
・パートナーエリアに切り替わりがうまく行かず一時的に圏外になる時がある
・サポートの回答が遅い
今の段階ですと、デメリットの方が多いように見えますが、まだ始まったばかりのサービスですので、提供エリアもサポート体制もこれから改善される可能性はあります。
現状、楽天回線の電波が入らないと思われる建物内に移動したりするとパートナー回線にうまく切り替わらなかったり、自宅でもごく稀に一時的に圏外になってしまうことがあります。
そういった時は、端末のモバイルデーター通信を一旦オフにしてから再度オンにすると元に戻ったりしました。
自宅の場合は、これまで楽天回線以外をつかんだことはありませんのでいきなり圏外になってしまう理由がわからず・・サポートに聞いても明確な回答はありませんでした。
その楽天のサポートですが「my 楽天モバイル」のチャットが主になっており、私も何度か利用していますが、混み合っているためとにかく回答が遅いです。
早くても丸1日ぐらいは待たないといけなかったり、タイミングが悪いと切断されてしまったりとお世辞にも良いサポートとは言えません。
ですので、現段階では自力で問題解決できる人向きのサービスだと思います。
逆に言うと、そういったサポートの必要性を感じない人にとってはプランもシンプルで使い勝手も悪くないと言えるかもしれません。
まとめ
・Xperia AceはAPNの手動設定が必要
・RCSという次世代の仕組みを利用している
・「Rakuten Link」経由で国内通話やメッセージが使い放題になる
・サポートの対応に難がある
本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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