【2021年5月】エンジニアでもない自分がCCNAを取得した理由とその道のりを語ります!

この記事では、非エンジニアの自分がCCNAを取得するまでの道のりや、またなぜ受験することに至ったのかを書きます。
こんにちは。chanmeiです。
つい先日、ゴールデンウィーク中にCCNA (200-301)を受験しなんとか合格することができました。
冒頭でも述べましたが、私はエンジニアの経験もありませんし、またエンジニアを目指して就職活動している身でもありません。
では、なぜ受験しようと思ったのか?またどのようにして習得したのか? 学習期間は?
などなど、振り返りも込めて書いていきます。長くなりそうですので、経緯ではなく結論だけ知りたいよ!という方は下の目次より読みたい項目をクリックしてご覧ください。
今回は「自分自身」に焦点をあてて書きましたので、読みにくい箇所や不可解な部分もあるかもしれませんが、これからCCNAを受験する方へ少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
CCNAの学習を始めた理由

当初はWebエンジニアを目指していた
私がエンジニアという業種に興味を抱いたのは、2017年頃です。
とは言っても、その頃はネットワークエンジニアではなくWebエンジニアを志していたため、CCNAについてはほとんど関心がありませんでした。
しかし、せっかくプログラミングを学んだものの結局Webエンジニアの道に進むことはできず挫折します。
目標を見失ってしまった中で、WordPressを独学で習得したりもしました。
ただ、現職とのバランスを考えると、インフラやネットワーク系をもっと学んだ方が、今後のキャリアにプラスになるのでは?と考えるようになりました。
ネットワークを学ぶといっても、当初は何からはじめればよいのか見当もつかなかったわけなんですが、そんな折、「CCNAとか取得しておくといいかもよ」と知人からアドバイスされたんですよね。
実はこれまでCCNAって名前くらいしか知らなかったんですが、調べてみるとCCNAを取得すると、一定のネットワーク技術力の証明にもなるということを知りました。
覚えられるかどうかは別として、とりあえずやってみよう。これが、CCNAの学習を始めたキッカケです。
繰り返しになりますが、プログラミングの学習も中途半端なまま終わってしまいましたので、今度こそはケリをつけたい。そういう想いもあったかもしれません。
受験を決意したのは、自己肯定感を高めるため
ここまで学習をはじめたきっかけを書いてきましたが、正直言って当初は受験するかどうかは全く考えていませんでした。
その理由は、続けられるか不安だったからです。
本屋に並んでいるCCNAに関する参考書はどれをとっても分厚く、文章量も多い。
とても最後までやりきれる自信はありません。
でもまあ、一度購入してしまえば媒体として残るものだから、いつかきっと何かの役に立つはず。
そんな軽い気持ちで、書籍をpdf版で購入してみました。ここから約10ヶ月間参考書とにらめっこする日々が始まります。
さて本題です。受験しようと決めたのは、実は今後のキャリアのためとか転職のためというのは二の次で、もっと別の理由がありました。
いくらCCNAを取得したからといって、実務未経験で若者でもない40歳過ぎた自分のような人間がたやすく転職できるとは正直思えません。
では受験をしようと決めた一番の理由は何かと言うと、それは自己肯定感を高めるためです。言い方を変えれば、単なる自己満足とも言えますが。
私はとてもネガテイブで自己肯定感が低い人間だと思っています。そんな特性ゆえに暇な時間でさえ罪悪感を覚えてしまうため、常に何かしないと落ち着かない。
そんなマイナスの感情を少しでも払拭するために、何か結果を残したいという想いがきっと強かったのだと思います。
今はまだ合格した実感が湧きませんので、本当に自己肯定感を高める効果があったのかどうかは正直いってわかりません。
それでも、もし落ちていたらますます自己肯定感が低くなりそうでしたので、結果的には受かって良かったと思います。
イチからのスタート!学習方法について

「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301」を購入
まず手始めに購入した参考書が、こちらの「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301」です。
以下の画像をクリックしますと、詳細が確認できます。
ページ数が900ページ近くありますので目がくらみそうですが、その分膨大な情報量であることがわかると思います。それでいて解説は非常に丁寧です。
たとえばSTP(Spanning Tree Protocol)の説明のところなんかでは、どんな問題点や必要性があって、その技術が生まれたのかの説明が専門用語の少ない平たい表現になっているため、個人的には初学者にも比較的やさしい参考書だと思います。
それでも、とっつきにくい場合はぞうさんが表紙の「1週間で CCNAの基礎が学べる本」などからはじめてみるのも良いかと思います。
学習はものすごく古典的な方法
今思えば、決して効率の良い学習方法ではなかったですが、学習方法は参考書を見ながら手元のノートにひたすらまとめるという古典的なやり方を続けました。
なぜかと言いますと、私は行間の詰まった長文を読むのが苦手です。
恥ずかしながら、文庫本を読む際なんか、同じ行をなんどもループしてしまったりして先に進めなくなることもあったりします。
また、文字を目で追っていると体調が悪化することもあり、且つ理解力も乏しいため内容が頭に入ってこないこともしばしばです。
そのため、ひとつづつ整理しながら進める必要がありました。PCを使わずにあえて手書きにすることで、インプットしやすくなりますし。
そのため、進捗状況は決して芳しくなく時間もかかりましたが、プラスに捉えるとすれば、超スローペース故に挫折せずに済んだのかなとも感じています。
学習期間は約10ヶ月。ping-tに助けられた!
参考書を見ながら、ノートにまとめる日々が始まったのは2020年7月、終えたのが2021年2月末でした。
やっと一周できましたので、ここからはひたすら問題を解いて理解を深めるために、ping-tのプレミアムコンテンツを申し込みました。
Ping-tの問題は充実していますが、当初はまったく解けない問題が多くて「参考書一周したのになぁ」と撃沈することもありました。
けれども、Ping-tの問題は解答だけではなく解説も全問題ついているため、この解説の内容を理解することで、少しづつ解けるようになっていきます。
そこから約2ヶ月間、めげずに継続することで100問の模擬試験で安定して80〜90%の正答率を出せるようになりました。
Ping-tでは、参考書ではカバーしきれていない問題がたくさん実践できますので、試験対策としては非常に助かりました。
そんなこんなでダラダラと学習してきて、受験のタイミングがつかめずにいましたが、そろそろ一区切りつけようと、ゴールデンウィーク中にCCNAを受験することを正式に決めました。
謎の日本語(Cisco語)での出題にもうダメかと思った
試験当日は、緊張のあまり全く眠れませんでした。
それでも、ゲン担ぎのためお昼にトンカツを食べました。って、そんなことはどうでもいいですね(笑)
試験会場には開始時刻の15分以上前に着くようにすることと、持ち物として二種類の本人確認書類(一つは公的機関発行のもの)が必要です。
受付で手続きを済ませて、登録用の写真撮影を行ったあとに本人確認書類以外の手荷物をロッカーに入れるように指示されます。
そうして、会場に案内されて試験が開始されました。問題は全部で104問出題されました。
問題の難易度的には、いままで学習してきたものとさほど差は感じられませんでしたが、出題のされ方や解答の選択肢が独特で、確証を持って答えられる問題が少なく、途中からは「これはもうダメかも」と不安がよぎりました。
またCisco語と呼ばれる機械翻訳ゆえのおかしな日本語もちらほら散見されて、惑わされたりもしました。
そんなCisco語との勝負は残り時間は10分で全問終わりました。合否の結果はすぐ画面に表示されます。
半分あきらめモードでしたが、得点は848点(合格点825点)のため、ギリギリでしたが、なんとか合格しました!!
結論&おまけ
結局のところ、Ping-tの模擬試験を安定して80〜90%キープできていれば、十分合格の見込みはあると感じました。
ただ、さきほどPing-tは全問題に解説が載っていると説明しましたが、まったくのネットワーク初心者がいきなりPing-tからはじめてしまうと、解説の意味が理解できずに挫折してしまう可能性もあるので、そういった不安がある方は参考書と併せてPing-tをはじめてみるのがよいかもしれません。
ちなみに、参考書とPing-tの他に利用したのが、Ciscoのネットワーク機器をソフトウェア上でシミュレーションできる「Cisco Packet Tracer」です。
Cisco Packet Tracerの詳細はここでは書きませんが、気になる方は是非調べてみてください。
これから試験受ける方が、いい結果になるよう心から願っています。
本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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