【学習ログ】CCNA試験対策③ メトリックとアドミニストレーティブディスタンスの違いをわかりやすく

※このページは過去に自分がCCNAの勉強をしたときの学習ログです。誰かの参考になれば幸いです。

【注】
このページの主旨は、初学者でも「楽しく」「体感的」に覚えられることを目的にしていますので、細かい説明を省いていたり、厳密に言うと正しくない表現もあるかもしれません。
あくまで一つの考え方としてお楽しみください。
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メトリックとアドミニストレーティブディスタンス

メトリック?アドミニストレーティブディスタンス?

メトリックとは宛先ネットワークまでの最適な距離の判断基準にする値のことで、アドミニストレーティブディスタンスは複数のルーティングプロトコルが混在していた場合に、どのルーティングプロトコルで得た情報を最適な経路とするのかの判断基準になるための値のことです。

けれどもネットワーク初心者の私にとっては、当初はなんだかピンと来ず、両者の区別がつきませんでした。

何度か説明を読んでいるうちになんとなく違いは理解できるようになりましたが、より理解を深めるために自分なりに身近なものに置き換えてみました。

あくまでも自分の考え方ですので、厳密に言えば違うかもしれませんが、イメージとしてこんな風に考えてみました。

交通手段に置き換えてみた

仮に、旅行するために東京から北海道へ移動するとします。交通手段としてはおおまかに飛行機・鉄道・船などがあげられると思います。(車という意見もあるかもしれませんが、ここでは一旦この3パターンとさせてください)

まず、東京や北海道の出発地や目的地ルータに置き換えて、飛行機・鉄道・船の移動手段そのものルーティングプロトコルに置き換えるとします。

この時、東京から北海道までの移動手段の中でどれが一番利用されていますでしょうか?

私は鉄道が好きですので、出来れば鉄道を推したいのですが、多くの人は飛行機を利用すると思います。こうして多くの人に選ばれる ≒ 信頼されているルートに該当するものがアドミニストレーティブディスタンスです。

では、メトリックは何になるかと言いますと、飛行機・鉄道・船そのものがルーティングプロトコルに該当しますので、おんなじ移動手段の中での目的地までの複数あるルートの中で、その移動手段の基準で選ばれているメインルートみたいなイメージになるでしょうか。

鉄道の場合は、在来線と新幹線であれば新幹線の方が優等扱いとなりメインルートとしてますし、飛行機や船であっても同じ行き先で航路は複数ある(多分)でしょうから。

以上をまとめると、こんな感じです。

東京(出発地)・北海道(目的地)
→ ルータ

飛行機・鉄道・船
→ ルーティングプロトコル

飛行機・鉄道・船の中で信頼性含めて最も多く利用されているルートであることを示す値
→ アドミニストレーティブディスタンス

飛行機・鉄道・船で目的地に向かうための複数の経路がある際に飛行機・鉄道・船それぞれの基準で選出されるルート
→ メトリック

いかがでしたでしょうか。少しでもお役に立てれば幸いです。

本日は以上となります。

最後までお読みくださりありがとうございました。